EC2 / AMI

EC2

概要

EC2とはAWSが提供する「仮想サーバ」である。OSではない。LinuxWindowsRed Hat等様々なOSの仮想サーバをすぐに実行できる環境が用意することができる。普通のレンタルサーバのようにSSHでログインしていろんなアプリケーションをインストールすることができる。

普通のレンタルサーバと違う点は、細かい時間単位で利用料金が発生する点である。 仮想サーバで有名なさくらインターネットは1000円/月ですが、Amazon EC2では数円/時からです。 常時起動しているとさくらインターネットの方が少し安いが、時間単位の柔軟な運用体制、 急なアクセス数増加にも耐えられる堅牢はインフラが、EC2の最大の特徴であると言える。

Amazon EC2では、Amazon EC2上で実行される仮想マシンのことを「インスタンス」と呼び、インスタンス という単位で構築することができる。インスタンスは複数のタイプが用意されていて、例えば、smallタイプのインスタンスであれば、CPU1、メモリ1GBのようにCPUとメモリが固定されている。CPUだけ追加とか、メモリだけ追加とかはできず、スペックを上げたい場合はインスタンスのタイプを変更する必要がある。

サーバインスタンスは必要に応じ作成、実行および停止が可能で、起動サーバの使用時間に応じ対価を支払うため"elastic"と呼ばれる。サーバインスタンス同士を隔離されたゾーンに作成すると障害時は相互にバックアップとなり、ダウンタイム最小化構成が可能である。

仮想サーバ

仮想サーバーは、名前の通り実際には存在しないサーバーをソフトウェア上で存在させて利用する仕組みである。1台のサーバが複数のサーバのように振る舞うことができるようになり、ユーザからは、実際に複数のサーバを活用しているかのように見える。ベースとなる1台のサーバを「物理サーバ」、仮想化されたサーバを「仮想サーバ」と呼ぶ。

実際のサーバーに仮想化ソフトウェアと呼ばれるソフトウェアをインストールし、そのソフトウェアによって仮想サーバーを作るという仕組みになっている。基本的にひとつのサーバーにはひとつのOSしか入れる事ができないが、仮想サーバーを利用する事で現実に存在するサーバーがひとつだとしても、複数のOSをインストールしたサーバーを利用可能になる。

AMI

Amazon マシンイメージ (AMI) は、クラウドの仮想サーバーであるインスタンスを起動するのに必要なOSやボリュームの情報、アプリケーションなどを含むインスタンスの起動テンプレートのこと。インスタンスを立ち上げる際は必ずAMIを指定して起動する必要がある。同じ設定で複数のインスタンスが必要な場合は、1 つの AMI から複数のインスタンスを起動できる。さまざまな設定のインスタンスが必要なときは、各インスタンスをそれぞれ異なる AMI から起動できる。AMI には次が含まれている。

インスタンスのルートボリュームのテンプレート (オペレーティングシステムアプリケーションサーバー、アプリケーションなど)、起動許可 (AMI を使用してインスタンスを起動する権限を特定の AWS アカウントに与える)、インスタンスの起動時にインスタンスにアタッチするボリュームを指定するブロックデバイスマッピングである。

Amazon Linux

Amazon LinuxとはAmazon社が開発したRed Hat Enterprise LinuxベースのディストリビューションでEC2インスタンスを作成するときに選択可能なAMI(Amazon Machine Image)のひとつである。